私のクッカーシステムについて(UL仕様)
私が登山で使用するクッカーシステムについて紹介しようと思う。
クッカーやストーブ類は基本的にテント泊での山行で使用し、昼は火を使わず簡単に済ませるので、使うのはテントで使う夜と朝のみである。加えて、最近は凝った調理はしないので湯が沸かせればよい。ストーブは軽量であればあるほど良い。
こうした条件であると、ガス、ガソリン、アルコール、固形燃料といくつか選択肢がある中でアルコールストーブや固形燃料ストーブに軍配が上がってくる。
固形燃料ストーブは火力の低さが最大の弱点であるが、テントサイトでの使用、なおかつ湯を沸かすだけであれば実用的になる。また、重量や体積対、燃焼効率の点で考えるとアルコールよりも固形燃料に軍配が上がるのである。アルコールは結構燃費が悪い。
他のサイトでたくさんの検証があるが、カップラーメンに必要な湯(300−400ml)を沸かすのにアルコールストーブではおおよそ20−30mlのアルコールを使用する。(ストーブにもよると思うが)一方、固形燃料(エスビット)であれば4gのタブレット2個、8gで湯を沸かすことができる。持ち運ぶ際も重量的にも体積的にもコンパクトにでき、使用分も計算しやすい。
そのため、私はエスビットを使用したクッカーシステムを採用している。
一つ一つを紹介すると、
エスビットの固形燃料の入れ物は何かとミント菓子のケースが重宝する。
フリスクのケースは仕切りもカットしてあり、エスビット4gが4個入る。
銀の塗装を落としたクロレッツのタブレットケースはエスビット4gが10個入る、
クッカーシステムの重量(実測)は
①チタニュームストーブ(Esbit) 15g
②チタンマグポット500ml(EVERNEW)73 g
③A&F チタンカップ 47g
④TibiTibi(EVERNEW)15g
⑤チタニウムフォールディングスポーク(TOAKS )20g
①〜⑤合計170g
⑥アルミ風防 35g
⑦バーナーシート(PRIMUS )42g
固形燃料(Esbit)
⑧フリスクケース4個入り22g(ケースのみ6g)
⑨クロレッツケース10個入り64g(ケースのみ24g)
燃料は山行によって変わってくるが、これらの装備でおおよそ250g+αでクッカーシステムができる。
はじめに 〜バックパッキングスタイルの旅について〜
私の最近の旅の傾向としてはランを取り入れたバックパッキングスタイルが中心となってきている。自転車やバイク、オートキャンプなど色々なアウトドアをやってきたが、乗り物を使ったアウトドアはお金がかかるし、旅の途中では乗り物があることによるトラブルや制限がでてくる。例えば、旅の途中でのパンクや故障、公共の乗り物は積載できない、または追加料金。駐車場に停めているが故にピストンのルートを選択せざるを得ない。
一方、そういったトラブルや制約がない分、徒歩での旅は自由度が高い。機動力が足りない分は走れば良い。走れるぐらいの厳選された軽量な装備であれば軽快に旅ができる。
このブログではバックパッキングの旅や登山、トレイルランニング、キャンプなどのアウトドアアクティビティに関する体験談やギアのレビューについて紹介していこうと思う。